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TPPがベトナムに与える影響

今日はTPPがベトナム(ベトナム株)に与える影響を考えたいと思います。


TPP締結延期がベトナム株に与えた影響
7月末にTPP締結延長が発表され、8月3日ベトナム株式市場は大きな混乱を迎えました。
ホーチミン証券取引所では174の銘柄が下落し、そのうち20銘柄はストップ安となり、
VNインデックスは630から600ポイント付近まで下落しました。

この間、外国人投資家はあまり動かなかったので、
ベトナム人投資家がTPP銘柄と呼ばれる農水産株・縫製株などを失望売りをした
と見られております。


TPPとベトナム
実際のところ、ベトナム関連の交渉はほぼ終わっており、
ニュージーランドを含めた他国の影響を受けた形となりました。

 

EUとベトナムは、自動車も含めてほぼすべての物品貿易の関税を撤廃する。
という決定も正式に発表され、実際に成果も出ております。

締結が延期になってしまいましたが、TPPがベトナムに与える影響が大きい業界は、縫製業界でしょう。
日本でもベトナム製の服を見かける機会が増えましたが(ユニクロ等)、日本だけではなく、TPP関係国の輸出も大きく伸びております。
縫製品の各国平均関税額は20%弱ですが、TPPで関税がゼロになれば更なる輸出の伸びが期待されております。

また外国との交渉だけではなく、国内でも改革は進んでおります。


1 外国人の不動産所有
今年の7月1日から、外国人(越僑ふくむ)・外国企業がベトナム国内の土地・建物を50年間所有(最長100年)できるようになりました。個人にとってはマンションなどの住居。法人にとっては商業ビルの所有などが可能となります。(今までは、工場設立の際などは、借地権契約だったそうです)


ベトナムは伝統的に海外からの送金が多く(海外在住ベトナム人が多いため)、海外送金の受取額で世界トップ10に入っており(125億USD/2014年)、この数字は着実に増えると考えられております。

現在ベトナムでは不良債権処理が大きな課題になっていますが、
外国からの不動産投資の増加+不動産の価格上昇が、不良債権処理を助け、
銀行株・不動産株にもプラスになっていくのではないでしょうか。



2 外国人出資制限の撤廃
以前にもお伝えをしておりますが、ベトナム優良企業の外国人出資額は、上限の49%に達しております。

外国人保有枠上限 ベトナム株


外国人出資額制限の撤廃・緩和はどの企業から?

これらの会社の外国人出資額制限の撤廃・あるいは緩和ですが、
私はビナミルクが先陣を切るのではないか。と予想しております。

理由
1 ベトナム国家投資公社が株式の45%を保有しており、政府の意向を反映しやすい
2 新会長が就任。この人物はベトナム国家投資公社出身
3 ベトナムを代表する企業で、海外に与えるインパクトが大きい

 


TPPをにらんだベトナム企業の動き 
また、TPPをにらんだベトナム企業の海外進出が目立ってきています。
TPPにはメリットだけではなく、輸入品に国内市場を奪われるリスクもあります。
(ベトナム国内には中国製品が溢れています)

このリスクを緩和するために、海外に進出・または海外でM&Aを行う動きが強まっております。

ハウザン製薬はミャンマー工場設立の動きを見せましたし(頓挫中?)、ホアン・アイン・ザーライはASEAN農産業投資、またミャンマー大型商業ビルなどへの投資などの動きを見せております。(一度ホアン・アイン・ザーライ・HAGLの特集をやりましょう

ビナミルクも海外に子会社を設立したり、海外企業の出資比率を高めたりしております。今後も大株主のF&N(シンガポール)その親会社のタイビバレッジなどのネットワークを駆使しながら、海外ビジネス比率を増やしていくと思われます。

ビナミルク海外子会社 (ニュース証券様レポート

ビナミルク 海外子会社

TPPの締結によって、勝ち組と負け組みがはっきりと見えてくるのかもしれませんね。
 

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