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時価総額から見る ベトナム企業 ビングループ (ビンコム) VIC

今回はベトナム最大手不動産会社、ビングループ(VIC・ビンコム)を時価総額などから見て行きたいと思います。


以前ホアン・アイン・ザーライ(HAGL)の会長がベトナム長者番付トップだった。とお伝えさせていただきましたが、今回ご紹介をさせていただく
ビングループ(VIC・ビンコム)のブオン会長が、数年前からベトナム長者番付トップに君臨しており、フォーブスの世界長者番付にベトナムから初めて載った人物としても知られています。


ブオン会長とビングループ(VIC)会社概要
ブオン会長はビナミルク(VNM)の新会長と同じくソビエト留学組。

ロシアのモスクワ地質調査大学で地質経済工学を学んだ後、ウクライナに移り住み、そこで即席麺やマッシュポテトなど100余りの乾燥食品を生産するテクノコムを設立しました。テクノコムは売上高1億ドルを超える企業に成長し、2010年にスイスのネスレに売却された。


ブオン会長は2012年、ベトナムで2002年に立ち上げた不動産開発会社ビンコム社と2001年に設立した観光関連会社ビンパール社を合併しVICを設立した。
ビングループ(VIC・ビンコム)の上場は2007年9月。


ビングループ(VIC・ビンコム)は「ビンコムセンターA・B棟」といった大型商業施設や、『ロイヤルシティー』『タイムズシティー』など4000室を誇るマンション事業を手がける不動産部門に加え、ホテルやゴルフ場開発の観光・レクリエーション部門、スパ事業などに当たるフィットネス・美容ケア部門、高級ヘルスケア・サービス部門を柱に積極的に事業を広げている。

2013年時点の資本金が7兆ドンであったが、その後順調に資本金を増やし、
2015年には14.5兆ドン(約800億円)に達している。

時価総額も順調に伸ばしており、ベトナム上場不動産企業の時価総額合計の7割近くを占め、競合企業に大きく差をつけている。

参照1
参照2
参照3


ビングループ(VIC)とベトナム不動産市場

ビングループ(VIC・ビンコム)の不動産事業の強みは以下の3つに集約される

‖臈垰圓琉貪地での不動産案件開発
案件展開の迅 速さや工期計画策定期間の短縮化
3菷なマーケッティング活動

この強みが2014年度の決算にも反映されている。

不動産販売の売上高(21 兆 7718 億ドン、約 1088.6 億円)は主に次の 3 つ巨 大な案件から寄与された。
1. ロイヤル・シティーマンション案件:約 8 兆 4000 億ドン(462 億円)
2. タイムズ・シティーマンション案件:約5兆1000億ドン(280.5億円)
3. ビンホームズリバーサイド案件(旧ビンコムウィレッジ):約 8 兆ド ン(440 億円)

これら案件のショッピングセンター賃貸、オフィス賃貸からの収入と既存賃貸料を安定的に獲得していることで、不動産賃貸事業の売上高は 18.4%と堅調 に増加した。娯楽・旅行サービスも娯楽施設の増設(フーコック島のビンパー ルフーコック開業)により 32.3%と大幅増加した。
参照


懸念される負債率と金融損失
しかし積極的な拡大とともに負債比率も高く、リスクを負った企業経営となっております。

ビングループ vic 負債比率.JPGビングループ vic 負債比率
参照

また金融費用(利息支払いなど)が急増しており、2014年の支払い利息が昨年比 85.7%増の 2 兆 7113 億ドン(約 149.1 億円)と増加し、金融費用は同 79.6%増の 3 兆 4911 億ドン(約 192.0 億円)となった。これで金融利益は 2 兆 1450 億ドン(約 118.0 億円)の損失に転落した。金融活動からのマイナス影響を受け、純利益 は同 47.2%減の 3 兆 7760 億ドン(約 207.7 億円)となった。

ビングループ VIC  金融活動
参照


負債を減らすために、ビンコムセンターA棟を保有する子会社等を売却し、資金を確保している点などは、ホアンアインザーラーイ(HAG)と共通しているのではないでしょうか。


次回は
ビングループ(VIC・ビンコム)の今後の展開、時価総額などをチェックしたいと思います。



なお今回のビングループ(VIC・ビンコム)の情報を調べるにあたり、キャピタルパートナーズ証券会社様のレポートが非常に役に立ちました。ビングループ情報はここがいちばん詳しいのではないでしょうか
 
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