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時価総額から見る ベトナム企業 ホア・ファット・グループ(HPG)

今回はベトナム大手鉄鋼・重工業企業ホア・ファット・グループ(HPG)
時価総額などから見て行きたいと思います。



ビングループ(VIC・ビンコム)のブオン会長がベトナム長者番付トップだった。とお伝えさせていただきましたが、2番目がホアン・アイン・ザーライ(HAGL)のドアン・グエン・ドゥック会長。そして三番目がホア・ファット・グループ(HPG)のチャン・ディン・ロン会長になります。 (長者番付ばかりのブログ記事でスミマセン・・・)


ホア・ファット・グループ(HPG)会社概要
ホアファットグループ(HPG)は1992年に設立され、その当時は建設機械を取り扱う会社であったが、家具業(1992)スチールパイプ(1995)鉄鋼(1996)冷熱機(2001)不動産業(2001)に参入し、今ではベトナムを代表するコングロマリマッド企業になっております。


現在13の系列企業を擁しており、メインの鉄鋼・コークス(石炭)で全体の約8割の売り上げを占めており、残りが不動産・家具生産業・不動産業などです。


ホアファットグループ(HPG)は、鉄鋼業に進出してから約20年で、国営ベトナム鉄鋼総公社に次ぐ国内第 2 位の鉄鋼メーカーになりましたが、これはハイズオン省にある鉄鉱石から各種鉄鋼製品を生産できる一貫生産コンビナート工場の貢献が大きく、ここ数年で生産能力・国内販売シェアを大きく伸ばしております。



ベトナムの鉄鋼業界
ベトナムの鉄鋼業界はながらく国営ベトナム鉄鋼総公社が中心を担っていたが、ベトナム国内の技術水準・また鉄鋼という高額な投資を必要とされる産業であったため、2000 年代半ばに外資と民間企業の参入を歓迎し,外資 100%の投資も許容するようになっております。


現在は韓国のポスコ・日本のJFEスチールなどがベトナムに進出しており、
ベトナム民間各社が競い合っておりますが、
国営ベトナム鉄鋼総公社系列の会社は、
社会主義国の弊害が顕著で、評判は良くないそうです。




ベトナムの鉄鋼需要とその中身
ベトナム鉄鋼業の国内市場は急速に拡大しており,すでに他のアセアン諸国に引けを取らない規模に達しています。しかし,需要の多くは建設産業から生じており,自動車用をはじめとする高級鋼材の需要は少ない状況です。

建設業需要割合は 65%。タイでは 54%,マレーシアでは 38%,インドネシアでは 61%


アセアン諸国 鉄鋼需要



自動車産業からの需要はベトナムでは 3%と著しく小さく、アジアのデトロイトと呼ばれるようになったタイは 16%,自国自動車会社(プロトン・ペロドゥア)を抱えるマレーシアは 14%、トヨタなどの進出が著しいインドネシアは 19%である。


これは、ベトナムで乗用車生産が盛んではない事(二輪車生産台数はそこそこ多い)が理由だと思われますし、ベトナムでの自動車生産は今後も拡大しないと思います。

アセアン諸国における自動車・家電製品生産台数


このような状況から、ベトナムの鉄鋼業界は、建設産業に非常に左右されやすく、
これがベトナム鉄鋼業界の今後の課題ではないでしょうか。


データ・図参照元
市場経済移行下のベトナム鉄鋼業―その達成と課題―
(ベトナム鉄鋼についての論文)

また、近年では中国から割安な(ダンピングの可能性も)鉄鋼が多く輸入されており、
ベトナム国内の鉄鋼産業にダメージを与えております。
日経 




ホアファットグループ(HPG)とベトナム鉄鋼企業

ベトナム 建築鋼材企業トップ5

ベトナムの鉄鋼需要の大半を占める建築鋼材部門で、ホアファットグループ(HPG)は順調にシェアを伸ばしております。
(図表参照元 
キャピタルパートナーズ証券会社様のレポート



また、上場大手鉄鋼三社の売り上げ、純利益、時価総額を比較してみても、
ホアファットグループ(HPG)が他社を圧倒しております。

ベトナム 上場鉄鋼三社比較.
(図表参照元 ニュース証券会社様のレポート


次回はホアファットグループ(HPG)の今後の展開、株価の推移などをチェックしたいと思います。
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